連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第3回 ...

かつては学生が通りを歩けば自然と本に出会った早稲田通り。しかし今、その学生が「本と出合う」という役割は街から大学の内部へと移りつつある。その象徴が、早稲田キャンパス17号館にある早稲田大学生協ブックセンターだ。かつて街の新刊書店や古書店が担ってきた役割の一部を、この空間が静かに受け継いでいる。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第2回 ...

 「早稲田通りを歩けば本の匂いが漂っていた」という記憶。街全体が書店の存在によって空気をまとっていた時代を象徴している。かつて街に厚みを与えていた古書店は、その多くが姿を消していった。だがその中で今も店を開き続ける店がある。早稲田通り沿いの古書店「安藤書店」。街の記憶が薄れていく中で、変わらず古書の棚を守り続ける店は、いまどのような時間を刻んでいるのか。その姿を知るため記者は安藤書店を訪れ、店主・安藤紘子さんから話を聞いた。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第1回 ...

学生は本を読まなくなったのだろうか。本を読むことは学生にとって必要な行為ではなくなったのだろうか。かつて早稲田の街には新刊書店や古書店が並び、「本の街」と呼ばれてきた。学生は通りを歩きながら本屋に立ち寄り、棚を眺める中で一冊の本と出会った。今、書店の閉店が相次ぎ、学生の読書行動や本の手に入れ方も大きく変わった。学生と本の関係、そして本を取り巻いてきた早稲田の文化は、いまどこへ向かうのか。その現在地を追う。

新歓ビラ散乱、環境サークル奔走

 「地獄絵図だ」「せっかくの初日なのに」。そう呟く新入生たちが行き交った、昨年の4月初め。サークル活動が盛んに行われる早稲田大学の構内で、新歓活動の一環で例年通りビラ配りが行われたが、地面には多くのビラが落ち、折からの雨でドロドロに崩れて路面を覆っていた。そんな状態に対して解決のアプローチを試みる学生たちがいた。

「無理な飲酒」なくしたい

 大学生になると、歓迎会やサークルの集まりなどで酒が出される機会も徐々に増えていく。一方で、未成年者の飲酒や、先輩後輩の関係の中で断りにくい雰囲気が生まれること、酔った上でのトラブルなど、大学生活における飲酒をめぐる問題も指摘されてきた。こうした状況の中で、飲めない人や飲みたくない人が無理に酒を飲まされることのない環境づくりを目指し、ビールメーカーや大学などの関係者が連携した取り組みを進めている。

高齢者に「生きがい」と「居場所」を

「楽しそうな感じになって明るくなった人はやっぱりいますね」。群馬県の高崎市シルバー人材センター事務局長補佐、須藤利明さんは、センターを利用する会員たちを振り返りながら話す。シルバー人材センターは、健康で働く意欲のある満60歳以上の高齢者に「働く場」を提供している組織。少子高齢化のなか、退職後も社会と関わり続けたいと考える高齢者に、人とのつながりや居場所も提供している。

身近に広がるセルフレジ

早稲田大学早稲田キャンパスの昼休み。教室から次々と学生があふれ、14号館の生協パンショップ前にも長蛇の列ができる。そんな中、利用者を増やしているのが「セルフレジ」だ。今では1日の利用者約1700人のうち、4分の1がセルフレジを利用しているという。

紺碧タイムズとは

紺碧タイムズは、早稲田大学教育学部社会科公共市民学専修のジャーナリズムゼミで学ぶ学生のウェブメディアです。
主に社会問題につながるテーマを学生記者として取材し、大学、地域、そして社会全体に向け報道しています。
紺碧は深みのある青色です。早大関係者にとっては応援歌「紺碧の空」に歌われる大切な言葉となっています。
紺碧タイムズの編集責任者はジャーナリズムゼミ担当教員の澤康臣(早稲田大学教育・総合科学学術院教授、元共同通信編集委員)です。
お問い合わせ: info@kompeki.jp

 

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