早稲田・教育 教職履修者は少数派

早稲田大学教育学部は教育学部でありながら、教職課程を履修する教育学部生は少数派だ。履修を経て教員免許状を取得した人の数は卒業者数の2割を切り、教育学部生を対象に紺碧Timesが実施したアンケート(42名回答)でも教職履修者は全体の3割以下、教員志望者は1割台にとどまった。なぜ「教育」の名を冠する学部で教職離れが進むのか。現役生への取材からは、聴講料の存在や取得免許の制限、サークルや早期化する就職活動との両立の難しさなど、制度と環境の壁が浮かび上がった。一方で、早稲田大学教育学部OBで教育学を研究する大学教員は、早稲田大学教育学部が教員養成機関である以上に学問として「教育」を学ぶ学部であることを強調する。

「公認」維持 新歓がカギ

早稲田大学の「公認サークル」には、部室などの施設利用、活動補助金の制度などメリットが大きいが、一定人数の会員がいることが要件となる。逆に、公認があることが会員確保に直結するという関係でもあるだけに、公認サークルは新歓に力を注ぎ、その後も食事会などイベントを開いてミスマッチ対策に気を配る。一方、大人数で活発な活動をしながら、公認のメリットは感じられないとして非公認を貫く運動サークルもある。

「悪意なきカスハラ」の存在気付いて

日本有数の学生街、早稲田の地でもカスタマーハラスメント(カスハラ)の被害が起きている。カスハラ問題の関心の高まりとともに、コンビニエンスストアをはじめとする小売・飲食業では対策が進んでいる。人手不足が喫緊の課題となる中、企業を中心とした集団的な取り組みが必要とされてきている。

それが反抗 ドラァグクイーンの挑戦

 2025年、上智大学の「ソフィアンズコンテスト」でドラァグクイーンのクアラルンプール・とき子さん(同大学総合グローバル学部総合グローバル学科4年)がグランプリに輝いた。大学3年生の時に慢性骨髄性白血病と診断され、命を失う可能性をも直視して「100%で生きたい」と封じ込めてきた表現への想いを解き放った。同コンテストは上智大のミスコン廃止後に作られた。同大学ではかつて女子学生の写真冊子「美女図鑑」がルッキズムへの批判を受けて廃止されたほか、性暴力被害者への偏見やハラスメントに向き合うアート展示が学内で続けられるなど、「美」や性差別をめぐる問いは繰り返されてきた。

地元野菜で人をつなぐ

東京都の農地が減少する中で練馬区には23区の農地の約4割があり、地域の食を支える農家たちがいる。高齢化が進むとはいえ、練馬区では若手の農家たちが「人が来る農園」を目指して積極的な発信を行い、地域の食とコミュニティを支えている。しかしその一方で農業の後継者不足は深刻で、地域の食を守るため、人材の確保と持続的な農業を続けていくための施策が急務となっている。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 最終回 ...

早稲田の書店文化は、一本の線上に連続してきた文化ではなかった。街の状況が変われば、文化は姿を変え、それぞれの時代に必要な形で受け継がれてきた。それは、学生の読書行動の変化とも深く響き合っている。文化はノスタルジックに固定された形を守り続けるものではない。姿を変えて続いていく存在ではないか。早稲田の書店文化もそういう存在なのだ。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第7回 ...

古書店街VR企画は、学生が街を歩き、店主と対話し、書店の空気を、五感で感じ取るという過程を経て形づくられ、「街を歩きながら書店にふらっと入る」という行為そのものを、新たなアプローチで再生した。一方、学生と本との結びつきを早稲田大学構内で形づくっていたかつての催し「青空古書祭」があった。

紺碧タイムズとは

紺碧タイムズは、早稲田大学教育学部社会科公共市民学専修のジャーナリズムゼミで学ぶ学生のウェブメディアです。
主に社会問題につながるテーマを学生記者として取材し、大学、地域、そして社会全体に向け報道しています。
紺碧は深みのある青色です。早大関係者にとっては応援歌「紺碧の空」に歌われる大切な言葉となっています。
紺碧タイムズの編集責任者はジャーナリズムゼミ担当教員の澤康臣(早稲田大学教育・総合科学学術院教授、元共同通信編集委員)です。
お問い合わせ: info (at) kompeki.jp

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