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早稲田・教育 教職履修者は少数派

早稲田大学教育学部は教育学部でありながら、教職課程を履修する教育学部生は少数派だ。履修を経て教員免許状を取得した人の数は卒業者数の2割を切り、教育学部生を対象に紺碧Timesが実施したアンケート(42名回答)でも教職履修者は全体の3割以下、教員志望者は1割台にとどまった。なぜ「教育」の名を冠する学部で教職離れが進むのか。現役生への取材からは、聴講料の存在や取得免許の制限、サークルや早期化する就職活動との両立の難しさなど、制度と環境の壁が浮かび上がった。一方で、早稲田大学教育学部OBで教育学を研究する大学教員は、早稲田大学教育学部が教員養成機関である以上に学問として「教育」を学ぶ学部であることを強調する。

「公認」維持 新歓がカギ

早稲田大学の「公認サークル」には、部室などの施設利用、活動補助金の制度などメリットが大きいが、一定人数の会員がいることが要件となる。逆に、公認があることが会員確保に直結するという関係でもあるだけに、公認サークルは新歓に力を注ぎ、その後も食事会などイベントを開いてミスマッチ対策に気を配る。一方、大人数で活発な活動をしながら、公認のメリットは感じられないとして非公認を貫く運動サークルもある。
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Keep exploring

新歓ビラ散乱、環境サークル奔走

 「地獄絵図だ」「せっかくの初日なのに」。そう呟く新入生たちが行き交った、昨年の4月初め。サークル活動が盛んに行われる早稲田大学の構内で、新歓活動の一環で例年通りビラ配りが行われたが、地面には多くのビラが落ち、折からの雨でドロドロに崩れて路面を覆っていた。そんな状態に対して解決のアプローチを試みる学生たちがいた。

身近に広がるセルフレジ

早稲田大学早稲田キャンパスの昼休み。教室から次々と学生があふれ、14号館の生協パンショップ前にも長蛇の列ができる。そんな中、利用者を増やしているのが「セルフレジ」だ。今では1日の利用者約1700人のうち、4分の1がセルフレジを利用しているという。

ワセ飯のコロナ禍 学生と商店会の奮闘

早大生が愛する地元店の食事、通称「ワセ飯」もコロナ禍に苦しんだ。立ち向かっていくため、店の人たちと学生が取り組んだのがデリバリーサービス「わせくまデリ」。配達を担った学生たちに、街の人たちがいたわりで応え、早稲田の街の暖かみを再確認することができた。

学生の大半がAI活用 求められる「使いこなす力」

生成AIが文章作成から日常のやり取りまで幅広く活用される時代、早稲田大学で教育学を研究する田中博之教授は、学生がAIを使用したプロセスや自らの思考を可視化する課題として「メタ認知レポート」を提案し、AIとの対話を通じて自らの思考を振り返り、AIとの共作によって学生の創造力を伸ばす授業を実践する。一方、早稲田大学基幹理工学部4年の曽根朝陽さんは学生としてAIに精通。AIを「なんでも屋」と評しつつも、丸投げではなく自らの理解や目的を明確にした問いをAIに立て、使いこなす重要性を強調する。

大学財政 寄付がカギ

 日本の私立大学の授業料は4年間で平均約384万円と重い負担だが、それでも私大のうち約3分の1が財政赤字に陥っている。少子化などの問題に加えて近年の物価高騰の影響を受けていることが要因だ。この問題を解決するために寄付に詳しい専門家は「寄付による財源確保」を指摘する。さらに大学関係者は「財政が潤えば奨学金や留学の拡充など学生のためにできることが増える」と話す。

高田馬場ロータリー、ごみと闘う学生団体

 「うるさくて、汚くて、タバコ臭い」。早稲田大学教育学部3年の古見優太さんは高田馬場駅前ロータリー広場についてこう話す。「ロタ」とも呼ばれるこの場所は、学生街である高田馬場の「顔」として、早大生にはもちろん地域住民にも親しまれている場所だ。しかしロータリーにはごみが溢れかえり、その光景が「日常」と化してしまっている現実がある。その日常を変えるため、日々奮闘する学生団体の姿がある。

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早稲田・教育 教職履修者は少数派

早稲田大学教育学部は教育学部でありながら、教職課程を履修する教育学部生は少数派だ。履修を経て教員免許状を取得した人の数は卒業者数の2割を切り、教育学部生を対象に紺碧Timesが実施したアンケート(42名回答)でも教職履修者は全体の3割以下、教員志望者は1割台にとどまった。なぜ「教育」の名を冠する学部で教職離れが進むのか。現役生への取材からは、聴講料の存在や取得免許の制限、サークルや早期化する就職活動との両立の難しさなど、制度と環境の壁が浮かび上がった。一方で、早稲田大学教育学部OBで教育学を研究する大学教員は、早稲田大学教育学部が教員養成機関である以上に学問として「教育」を学ぶ学部であることを強調する。

「公認」維持 新歓がカギ

早稲田大学の「公認サークル」には、部室などの施設利用、活動補助金の制度などメリットが大きいが、一定人数の会員がいることが要件となる。逆に、公認があることが会員確保に直結するという関係でもあるだけに、公認サークルは新歓に力を注ぎ、その後も食事会などイベントを開いてミスマッチ対策に気を配る。一方、大人数で活発な活動をしながら、公認のメリットは感じられないとして非公認を貫く運動サークルもある。

「悪意なきカスハラ」の存在気付いて

日本有数の学生街、早稲田の地でもカスタマーハラスメント(カスハラ)の被害が起きている。カスハラ問題の関心の高まりとともに、コンビニエンスストアをはじめとする小売・飲食業では対策が進んでいる。人手不足が喫緊の課題となる中、企業を中心とした集団的な取り組みが必要とされてきている。

それが反抗 ドラァグクイーンの挑戦

 2025年、上智大学の「ソフィアンズコンテスト」でドラァグクイーンのクアラルンプール・とき子さん(同大学総合グローバル学部総合グローバル学科4年)がグランプリに輝いた。大学3年生の時に慢性骨髄性白血病と診断され、命を失う可能性をも直視して「100%で生きたい」と封じ込めてきた表現への想いを解き放った。同コンテストは上智大のミスコン廃止後に作られた。同大学ではかつて女子学生の写真冊子「美女図鑑」がルッキズムへの批判を受けて廃止されたほか、性暴力被害者への偏見やハラスメントに向き合うアート展示が学内で続けられるなど、「美」や性差別をめぐる問いは繰り返されてきた。