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連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 最終回 ...

早稲田の書店文化は、一本の線上に連続してきた文化ではなかった。街の状況が変われば、文化は姿を変え、それぞれの時代に必要な形で受け継がれてきた。それは、学生の読書行動の変化とも深く響き合っている。文化はノスタルジックに固定された形を守り続けるものではない。姿を変えて続いていく存在ではないか。早稲田の書店文化もそういう存在なのだ。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第7回 ...

古書店街VR企画は、学生が街を歩き、店主と対話し、書店の空気を、五感で感じ取るという過程を経て形づくられ、「街を歩きながら書店にふらっと入る」という行為そのものを、新たなアプローチで再生した。一方、学生と本との結びつきを早稲田大学構内で形づくっていたかつての催し「青空古書祭」があった。
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連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 最終回 ...

早稲田の書店文化は、一本の線上に連続してきた文化ではなかった。街の状況が変われば、文化は姿を変え、それぞれの時代に必要な形で受け継がれてきた。それは、学生の読書行動の変化とも深く響き合っている。文化はノスタルジックに固定された形を守り続けるものではない。姿を変えて続いていく存在ではないか。早稲田の書店文化もそういう存在なのだ。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第7回 ...

古書店街VR企画は、学生が街を歩き、店主と対話し、書店の空気を、五感で感じ取るという過程を経て形づくられ、「街を歩きながら書店にふらっと入る」という行為そのものを、新たなアプローチで再生した。一方、学生と本との結びつきを早稲田大学構内で形づくっていたかつての催し「青空古書祭」があった。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第6回 ...

学生の多くは日常の移動経路に書店が入っておらず、必要な本はオンライン購入で済ませる。街の書店街が縮小し、大学内の生協も教科書販売中心に役割を縮める中で、学生が本と出会う場は確実に細っている。では学生は、この街が育んできた書店文化をどのように受け止め、どのように未来へ残そうとしているのか。その一つの答えが、早稲田大学文化推進学生アドバイザーの取り組みに見えてくる。学生自身が街を歩き、古書店の姿を記録し、可視化しようとした試みである。

連載 書店の街はどこへ行くのか ~早稲田と本、変わる距離 第5回 ...

紙の本に抵抗がなく「紙の参考書の方が頭に入りやすい」のに、本屋に行く機会があまりないと言う学生。紙の本と電子書籍を使い分けつつ、本屋に通う習慣は弱いという学生。学生と本屋との距離感を聞くと、さらにさまざまなタイプを浮かび上がる。そこには五つの距離感があった。そして、本を読む文化は多様化しながら残っているのに、書店に行く文化の後退は確実に進んでいた。